最近、「クラウド」という言葉をよく耳にするようになりましたね。FileMaker にも「FileMaker Cloud」という、インターネットを通じて使う便利なサービスがあります。すぐに始められて、管理の手間も少ないので、とても魅力的です。
しかし、病院やクリニックのような、患者さんの大切な情報を扱う場所では、あえてこの「クラウド」を選ばずに、「オンプレミス」という方法を選ぶ方が、結果的に「安心」と「安定」につながることが多いんです。
オンプレミスというのは、簡単に言うと、あなたの病院やクリニックの中に、FileMaker を動かすための機械(サーバー)を置いて、自分たちで管理する方法のことです。
このコラムでは、なぜ病院やクリニックで FileMaker を使うときに、あえて「オンプレミス」を選ぶのが良いのか、その理由を分かりやすくご説明します。
病院やクリニックが扱う情報の中で、一番大切なのは、何と言っても患者さんの情報ですよね。お名前、住所、病気の記録、検査の結果、どんなお薬を飲んでいるか…これらは、「特に気をつけなければいけない個人情報」として、法律でも厳しく守るように決められています。
FileMaker Cloud は、確かに世界的に有名な会社が作ったとても安全な仕組み(AWSという場所)の上で動いています。でも、それでも「インターネットの向こう側」に患者さんの情報を預けることに、不安を感じる先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。
診察中に電子カルテが開かない、検査の結果がなかなか表示されない…もしこんなことが起きたら、どうでしょうか? 患者さんをお待たせしたり、大切な情報が見られなくて困ったり、最悪の場合、診療に影響が出てしまうかもしれません。病院のシステムは、何があっても止まってはいけない、とても大切なものですよね。
FileMaker の良いところは、「うちの病院・クリニックにぴったり合うように、自由に作り変えられる」ことです。患者さんの管理、予約の受付、お薬の管理など、それぞれの病院のやり方に合わせて、細かくシステムを調整できます。オンプレミスなら、この「自由な調整」がもっとやりやすくなります。
「今、FileMaker Cloud を使っているけれど、やっぱりオンプレミスの方が安心かも…」「これからFileMakerを導入したいけれど、自分たちでサーバーを置くのは難しそう…」と不安に感じる必要はありません。
私たちは、FileMaker のクラウドからオンプレミスへのデータ移行や、新しいオンプレミス用のFileMaker Serverの導入、初期設定、そしてその後の運用サポートまで、すべてお手伝いできます。
患者さんの大切な情報を守りながら、安心で安定した医療業務を続けるために、最適なFileMaker環境を構築できるよう、経験豊富な専門家がしっかりとサポートいたしますのでご安心ください。
FileMaker Cloud は便利なサービスですが、病院やクリニックという、「患者さんの命と情報を預かる」大切な場所では、少し立ち止まって考えてみることが重要です。
そうお考えであれば、初期費用や管理の手間は少し増えるかもしれませんが、オンプレミスで FileMaker のシステムを構築することは、長期的に見て、病院やクリニック、そして患者さんにとって、かけがえのない「安心」と「信頼」につながる選択となるでしょう。
FileMaker の導入や、現在のシステムの見直しを検討される際には、ぜひオンプレミスという選択肢についても、お気軽にご相談ください。