貴院で長年活用されているFileMakerのカスタムAppは、日々の診療を支える重要なインフラとなっていることと思います。しかし、ソフトウェアである以上、定期的な「バージョンアップ」が避けて通れない課題として浮上してきます。
「今ので十分動いているのに、なぜお金をかけてまで変える必要があるのか?」
そう思われる経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、FileMakerのバージョンアップは、単なるソフトウェアの更新にとどまらず、貴院の患者さんの大切な情報を守り、安定した医療提供を続けるための「守りの投資」であり、同時により効率的で安全な医療を実現する「攻めの投資」でもあるのです。
このコラムでは、FileMakerのバージョンアップにおいて、医療機関の経営者の皆様が特に知っておくべき注意点と、それによって得られる大きなメリットについて、「セキュリティ」と「安定性」の側面から、分かりやすく解説していきます。
まず、なぜバージョンアップが必要なのかを理解することが、適切な判断を下すための第一歩です。医療機関においては、特に以下の2つの側面が重要です。
医療機関が扱う情報は、患者さんの氏名、病歴、診断内容など、極めて機密性が高く、「要配慮個人情報」に分類される情報です。これらの情報が漏洩すれば、患者さんのプライバシー侵害だけでなく、貴院の社会的信用失墜、そして重大な法的責任に直結します。バージョンアップは、この最も重要なリスクから貴院を守るための必須策です。
バージョンアップは、単にリスクを回避するだけでなく、貴院の医療サービス品質向上と業務効率化にも大きく貢献します。
バージョンアップはメリットが大きい一方で、計画なしに進めると予期せぬ問題に直面する可能性もあります。決済者として、以下の点に注意を払うことで、スムーズかつ安全な移行を実現できます。
最も重要なのが、現在お使いのFileMakerカスタムAppが、新しいバージョンで問題なく動作するかどうかです。
バージョンアップ作業は、データの構造を変更する可能性があるため、不適切な手順を踏むと、大切な患者さんのデータが破損したり、失われたりするリスクがゼロではありません。
バージョンアップ作業中は、システムが一時的に停止したり、アクセスが制限されたりする時間(ダウンタイム)が発生します。
バージョンアップには、FileMakerの新しいライセンス費用だけでなく、既存のカスタムAppの**改修費用**、サーバーなどの**ハードウェア費用**(オンプレミスの場合)、そして専門家への依頼費用などがかかります。
FileMakerのバージョンアップは、貴院のシステムを最新の状態に保ち、患者さんの大切な情報を守り、より安定した医療提供を続けるために不可欠な投資です。しかし、ご紹介したように、専門的な知識と慎重な計画が求められる作業でもあります。
私たちは、FileMakerのバージョンアップに関する豊富な経験と専門知識を持っており、貴院のFileMaker環境を安全かつスムーズに最新バージョンへ移行するサービスを提供しています。
古いバージョンを使い続けることで発生するセキュリティリスク、システム停止リスク、そして最新機能による診療効率化の機会損失は、目に見えにくい形で貴院に大きな損害を与える可能性があります。**安全で信頼できるFileMakerのバージョンアップは、ぜひ私たちにお任せください。**
FileMakerのバージョンアップは、確かにライセンス費用や開発費用、そして一時的な業務への影響など、考慮すべき点がいくつかあります。しかし、これらは全て、患者さんの大切な情報とプライバシーを守り、貴院の診療品質と業務効率を飛躍的に向上させ、将来にわたって安定した医療提供を確実にするための「攻めと守りの投資」です。
患者さんの安心と貴院の発展のために、今、正しい選択をしましょう。